こんにちは。企業成長コンサルタントの廣井紀文です。
今日は「業績が悪化した理由を探る方法」についてお話しします。
よろしくお願いします。
確かに、社内にいて会社に同化してしまったら、見えるものも見えなくなりますよね。
日常のルーティンが定まりがちな業種においては、なおさらのことでしょう。
ただ、「悪化した」という事ならば、言うまでもなく前提に、比較する時期、期間があるはずで、何かが「変わった」から悪化した、という事は分かるのでないでしょうか?
なんとなく、って言葉も返ってきそうですが、ここ数か月とか、半年とか、遡れば何らかの原因は、仮説としてでも見つかりそうですね。
でも、それらが何か明確な変化があったという、対外的にみて分かりやすいものならまだいいのですが、場合によっては、そういう現象が現れる「真因」は他のところにある場合もあるでしょう。
これは、分かりにくい。
独りで考えたって、決めつけ、思い込みの領域は抜け出せませんね。
私だったら、社内アンケートや、社員の声を聞くって事やるでしょう。
もっとも、これも注意が必要で、何らかの理由を作ってでも、他社の人間、我々コンサルのような立場の人間を介して行った方が良いように思います。
なぜなら、社内における固定化された登場人物が、いきなり「社員の声聞きたい」って言っても、本音言ってくれるかどうか分かりませんので。
ポジショントークしたいわけではないですが、社員さんから、本音の、真剣に考えさせた上での考えを引き出すことが重要です。
でも、私は思うのですが、このアンケートにしても、ヒアリングにしても、質問の内容というより、実はその分析、「どこどこに、課題がありそうだ」と仮説を立てた上での検証、解釈があってこそだと考えます。
経験値的には、こっちの方が大事ですね。
昔、ある会社さんで私なんかも活用しているような「社風アンケート」を評価制度を構築される会社さんが取っていました。
やっぱり、ほとんど同じような形式になるんだなーと、呑気に構えていると、その解釈が、全くお粗末で呆れた記憶があります。
踏み込んだ洞察や仮説がないままで取ったアンケートほど、ムダを通り越した、罪悪にしかならないと思います。
なぜなら、取られた社員さんたちは「期待」しますから。
会社もやっと動くのかな、なんて。
でもそんなもの、具体的行動がついてこなく結局モチベ下げさせるだけのもの、私はそう思っています。
企業の問題の8-9割は人の問題ですので、既存の経営管理の仕組み、仕掛け(販売戦略、計画、仕入れ、原価管理他)の巧拙はあるにせよ、事実今までそれで回っていた訳で、そこになんらかの変化があった訳ですから、何かのきっかけで、その運用方法が甘くなったり、社員のモチベーションが下がっていたり、要は、「行動の質」が落ちているはずです。
もっとも、本来の「あるべき行動」の質とはどのレベルか?
っていうのは、見えていないとダメなんですが、色々出てきたものとの、通常は数値に因果関係はあるはずなんですよね。
税理士さんから出てくるであろう財務、経営分析の指標、業績管理指標、異常に変化した数値。
その変化の背景に、仮説を鋭く、じっくり立てた上での情報収集が必要です。
注意点としては、「外側に、原因を求めすぎない」こと。
「主因は、常に内側にある」です。
究極、洞察力やあまり真剣に考えてない社員さんほど取引業者が・・・、景気が・・・なんて回答ばかりを記載します。
というより、これらは典型的な、質問や聞き方が悪いケースですかね。
今のご時世、飲食やサービス業等、一部の業種で、確かに、売上の元となる「人流減少」に起因する業績悪化は、確実にあります。
でも、大半の「真因」は、そういう外的環境に左右される会社風土、要は、「変化に対応できない」「先が読めない」社風、仕組み、さらに言えば、社員、経営陣がいるだけです。
かなり乱暴な言い方していることも自覚していますが、大体それらに帰結していくと考えます。
ですから、いつも私が気にかけているのは、「同業他社全てが業績悪化しているのか」です。
究極かも知れませんが、常にこういう意識は必要ではないでしょうか。
PS
以前も触れたと思いますが、今回のコロナ禍。
経済活動の根本である「人の流れ」をここまでストップさせ、経済を麻痺させた出来事はないように思います。
私も、当然戦後生まれですので、戦時下なんて知り得ませんが、それ級の出来事のようです。
でも、でもです。どこまでも、「たら、れば」なのですが、今回のパンデミックは予測不能にしても、人々が生きるに困る、困窮する、生活できない状況と、平時における様々な会社のリスクヘッジ。
新規事業や新規販売手法の研究、業態変換の可能性模索とか。
これらは、併用可能だったと思うのは乱暴でしょうか。
だからこその「会社TOPこそが、誰よりも勉強する、先を読む、アンテナをはる、考え続ける」これを心底望んでしまう私でした。
最後まで読んできただきありがとうございます。
