こんにちは。企業成長コンサルタントの廣井紀文です。
今日は「トヨタ自動車に学ぶ会社の在り方~知恵・労働観の重要性~」です。
どうぞよろしくお願いします。
いきなり「労働観」と言われても、ピンとくる人ってどれくらいいるのでしょうか?
これらの話は、事あるごとに以前よりお話ししていますが、この一見、抽象論だし、理想論に感じることテーマこそが超重要です。
おそらく気づけないと、社会人生活において一生貧乏(低付加価値)。
お金に関してだけでなく、心までも貧乏な一生となる。本気でそう思います。
何のこっちゃ?と思われる方もおられると思いますので、少し説明しますと、
「損得勘定型」 ←→ 「理念型」
労働観にはイメージ的に、こういう二極対立があると理解して下さい。
損得勘定って、平たく言えば「得する事しかしない。損するならやらない思考」ですよね。
だから理念型って、その逆で「損得関係なく、やる」です。
平たく言うと、
「~~ねばらない」←→ 「~~したい」ですかね。
でも、「したい」って思えなくても、「素直さ」から「やる」人もいますので、素直な方が「理念型」かどうかは、また違うのですが、素直な人が、「理念型」に成長しやすい、くらいに理解されるといいと思います。
で、知恵とか工夫とかって
「~~したい」というモードの時しか出てこないんですよね。
で、「したい」ことって、
基本的には「したくないこと」しないと、理解できない。
これが事実です。
昨今は、SNSのいいね!然り、「承認欲求」全盛の時代です。
会社でも、優しい言葉、褒められてなんぼ。
これで、やる気が出るとかでないとか・・・
「仕事なのに、どんだけ手をかけんねん!」と言いたくなります。
上司は、「動かす」ためにそうしているのであって、本気で成長させようと思えば、本来そういう態度取らないはずです。
成長って、付加価値の向上にほかなりませんから、
「厳しさこそ、愛情」
部下におもねらず、とりあえず間違っててもいいので、
上司の信念に基づいて、したくないこともやらせる。これで行かないとダメな筈なのです。
実は「損得勘定」って、そもそもの生きてきた中での累積の価値観ですから、そうそう簡単には変わりません。
それも分かっています。
もちろん、私だっていつも暑苦しく生きているわけでもありませんし、負ける勝負はしないとか、損するくらいなら、的な判断する事はいくらでもあります。
でも、損得勘定からの脱皮には、奥底では、周囲の日常からのマネジメントが大きく関係する、という事が言いたいのでした。
日常からこういうこと考えないと、上司も部下も麻痺してします。
少し、話変わります。
昔、テレビでマツコ・デラックスさんのTV番組「夜の巷を徘徊する」だったかな。
トヨタの本丸、元町工場内の見学をされてました。
そこで、社員さんが工場内の生産工程、各パーツを運搬するレール?そういったものを自らつくりあげた事、自慢気に話されていたんですが、
マツコさんには、簡単にスルーされていて、少しかわいそうでしたけど(笑)
めちゃくちゃ凄いことだなー、と見てて感じました。
やはり、世界のトヨタだなって。感動しました。
あのトヨタがですよ。
あれだけお金持ってるトヨタがです。
プロの業者に頼んでレールを弾いてもらえば効率的なものを、社員さんが工夫して、仕組みを作り上げた。
優秀な社員がいれば、なんて皆思うのでしょうが、全然違いますね。
確かに優秀な社員さんはいるのでしょうが、何が優秀かと言えば、学歴云々の話ではなく、工夫、知恵を出すことを諦めない。
この体質が凄いのです。
試行錯誤や、考え続けること、本来業務が忙しい、と言ってしまえば、そりゃそうです。
暇なサラリーマンなんて、今の時代とっくに居ません。
皆、忙しい。
この文化、会社の体質が一番強い。
で、そのトヨタも、今は壮大な計画を進行させています。
数年後には完成するんじゃなかったでしたっけ。
富士山のふもとに、ITシステムバリバリの、街(都市)をつくっています。
SDGs(持続可能な社会つくり)をにらんだ次世代の街づくり。
そこで、自動車(モビリティ)の在り方を模索しようとしています。
やってることが、超一流。
見ているものが全く違う。
グループ、組織の力を最大限発揮しようとしている。
やはり凄い企業です。
話戻しますが、本来、中小企業が目指す姿、生き残り術って、こういう足元の人的・組織資源(能力)をどれだけ活用できるか、です。
要は、損得勘定、損することには「やらされ感」を出す。
こんな発想とは真逆。
知恵を絞りだす。
こんな会社さんが日本中にはびこると、絶対に負けないと思います。
PS
また、最後違う話となってしまいました(笑)
でも、私はこういう理想を追いかけてこその中小企業だと思うのです。
そのために、どういう策をとるのか?
結局は、そういう「理念型」社員、もしくは「素直な」社員の採用です。
でも、そうでない人材を採用した以上は「育成」をするしか手がありません。
くどいですが、中・長期目線で勝ち残るには何に着手するのか?
これを考えて頂きたいと、日々感じるこの頃です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
